!!!  -  October 10, 2007
Tomonori Maeda

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イチローが憧れ「天才」と呼び、松井秀喜が「男」と呼んだ男。
そのスタイルから「侍」「求道者」とよばれることも多い。

どれだけ劇的なHRを放とうと、ガッツボーズどころか笑みさえ浮かべない。
反対に凡打に倒れた後は、鬼のような形相を浮かべて我に怒り、
涙を浮かべそうな顔で悲哀の表情を隠さない。その姿は痛々しい程ですらある。

95年に襲った完全再起不能の右アキレス腱断裂。5年後の左アキレス腱手術。
思い切り走れることは現在も今後もない(批判した中畑は本当に愚か)。
そんな中DH制のないセントラルリーグで試合に出続け、到達した史上36人目の2000本安打達成。
また近々達成するであろう300本塁打。この男の執念と気合。
敵ながらただただ敬服するばかりである。

阪神の金本知憲が骨折しても試合に出続け、チームを鼓舞し変革し続ける姿。
もしや金本は常にこの男と戦っているのではないか。そう思うのは穿った見方だろうか。

様々なドラマを抱えながら進み続けた今年のペナントレースで、決して派手でもなく
強くもない(だが魅力的な)チームの中で、この男の放ち続ける鈍くも太い光。

孤高のロックンローラー、広島カープ前田智徳。
rock 'n' roll suicide.

Posted by okada at  2:22 PM  | Permalink